2005年の七本槍便り
4月30日 「G.W.」
世間はゴールデンウィークですねえ。
ゴールデンウィークになると県外のお客さんがグッと増えます。
今日は以前からお酒を良く買って頂いてる兵庫の方が来られました。
お父さんの出身が木之本町で連休にはいつも帰ってきて寄って下さいます。嬉しい限りです。
その後、前の会社の先輩が来られました。かなり久しぶりです。
子供二人も一緒に蔵見学しましたが、蔵用の子供用スリッパがない。
今まで子供用は考えた事なかったけど、将来を担うお子さんにも蔵見学してもらわねば。
先輩の結婚式の二次会の受付したのが懐かしい。時代は流れてますねぇ。
4月29日 「突然の来客」
7年ほど前、デザインフェスタというアートイベントで私のブースの竹をあげたのがきっかけで知り合った塩川さんという人がいます。
http://www.sho-shiroki.com/mojikobo/
とてもモチベーションが高い方でその後も何度かお会いしたりしてました。
今は書を中心に活躍されておられ、旦那さんはサックス奏者です。
いずれ、当蔵で旦那さんのサックスと塩川さんの書を書くライブセッションをしようなんて話を先週メールでしておりました。
昼頃電話が鳴り「今愛知に万博の仕事で来てるんだけど、どうやら滋賀近いし行ってもいい?」
これも何かのタイミング。是非来てくださいと言い、夕方には着かれ、蔵見学をし、夜は県外のお客さんが来られたらお連れする「ぶら坊」
http://www.biwa.ne.jp/~bravo/という地の物を中心のお店に行きました。
塩川さんも、ぶら坊のマスターも相変わらずのモチベーションの高さでかなり刺激を受けました。
ライブの方は、今回蔵を見ていただき、イメージを湧かせて頂きましたので来年の今頃出来ればいいなと思います。
今日はたまたま時間が空いてて良かった。昨日でも明日でもダメだった。これもタイミングですね。
4月28日 「和魂洋才」
大阪のリーガロイヤルホテルさんで「和魂洋才」という、フレンチと日本酒を楽しむ会に浪の音酒造の中井さんと参加して来ました。
毎回2件の酒蔵と30名程のお客さんで催され、なんと今回で143回を数えるそうです。
続けるという事は大変ですがすばらしい事です。
ソムリエの岡さんのお話はとてもおもしろく、和やかな雰囲気で会は進み、なんと最後は岡さんによるビンゴ大会。(しかも恒例)
リーガロイヤルさんでビンゴを楽しめるとは・・・
洋食と日本酒の相性もなかなか良く発見の多い会でした。
その後中井さんと滋賀県の酒蔵「岡村本家」さんの直営居酒屋「淀屋橋 遊亀」に行きました。
私たちが入るとその後満員御礼。
滋賀の食材、当蔵や波の音さんもふまえた滋賀の地酒をメインに置かれています。
日本酒を飲んでる方の率も高い。とってもいいお店でした。さすが岡村さんやり手です。
その後、場所を移し、中井さんの得意先「ぶいはち」さんへ行きました。
日本酒、焼酎中心のお店。隣のお客さんは日本酒等ではなかったのですが、日本酒をすり込んで来ました。
改めて飲んでみて「美味しい、次は日本酒や!」と。また日本酒ファンが増えました。
このお店は取引をしていると壁に名前が書けるようです。
全国のメーカーの名前や有名人の名前まで・・・ いつの日か書いてみたいです。
4月25日 「酒蔵を改装した美容室」
いつもお世話になっている設計士の平井さんに廃業された酒蔵を改装して美容室を作ってるから、見に行くようにと以前から言われてまして、蔵から車で一時間ほどの彦根市まで行きました。
まだ改装の真っ最中でしたが、お酒を搾る槽(ふね)という道具や、梁、壁など酒蔵の雰囲気がまだまだ残っておりました。
今行っている美容室は町屋を改装したところですが、酒蔵を改装したお店というのもなかなかの見応えです。
酒蔵だけに美容室としてはかなり広いです。二階ではふすまにお兄さんが絵を描いていました。
オープンが楽しみです。
17年5月17日オープン。
4月24日 「はせがわ酒店さん利き酒会」
はせがわ酒店さんの春の利き酒会に参加しました。
なんと計261種類のお酒を続けて利き酒していきます。
これだけの数になると集中力をキープするのが大変です。
その後は地方ごとにブースに分かれて立食形式での利き酒。
当蔵は15BYの玉栄45%精米の純米大吟醸を持って行きました。
このお酒は大事に売って行きたいと思っています。
例年はせがわ酒店さんの利き酒会は秋ですが、今年は春、秋2回開催されます。
秋は10月2日(日)です。
出張も終わり最終便で帰郷です。
4月22日 「アトリエハル:Gにて利き酒会」
以前雑誌の取材で来蔵下さった、ライターの伊嶋さんが携わっておられる「アトリエハル:G」さんにて利き酒会です。
昨年立ち上がったこのアトリエは以前「晴次」さんというおじいさんが住んでいらっしゃたとか・・
一軒家をそのままアトリエに。
つい先日中山忍さん(中山美穂の妹)が撮影の為に来たらしい。
お酒は七本槍の新酒を中心に5種類。
密閉してある活性にごり酒も持って行きました。(お酒が吹き出るので受け皿が必要です)
料理は伊嶋さんたちの手作り。かなりヘルシー。
お客さんはデザイナーさんや出版関係の方が多かったです。
これから毎月こういった企画をされていくそうです。
詳しくはこちら
http://www.croquis.jp/haru-g/cms/001/archives/000748.html
夜は前の会社の同期の結婚式の二次会の為に代官山へ行きました。
みんな3年ぶりくらいでかなり久しぶり。
薄毛対策の「髪の毛研究会」(カミケン)なるものが発足されてました。
かなりオープンに進展具合など話してました。
いや〜そんな歳ですねぇ。僕はもうちょっとネバります。
4月22日 「日野屋さんへ」
六本木ヒルズへ行った。
何しにかというと、森ビルには東京を見渡せる街の模型があり、新しいビルが建ったり、道が出来たりすると模型のその部分も変える。でも非公開だから一般じゃ見れないけど・・。
とそのような話を建築関係の友達から以前聞いていた。
東京を立体的に全体の構図として一度(いっぺんに)に見てみたい。日本の中心である東京を展望台から見るような部分部分でなく一度に見てみたい。
しかも地図じゃなく立体的に。
うまく言えないが部分部分では感じられない全体の成り立ちというか何というかそういうものを感じたかったのだ。
なんとその模型が「都市の模型展」として公開されているのだ。
これは行くしかない。
時間があまりなかったが、感動しました。
しかも予想外に香港やニューヨーク、上海まであった。
押井守監督の映像などもありかなり充実しておりました。
その後、先日来蔵頂いた日野屋さんへお邪魔しました。
地下の貯蔵庫、多目的ルーム(テイスティングや、ライブなど)と色々と工夫がなされており、とても勉強になりました。
当蔵でも地下の貯蔵庫はいずれ欲しいなどと考えておりましたがなかなか実現には至っておりません。
他にも色々とお話頂き、日野屋さんのご商売に関する姿勢はすばらしいと思いました。
4月21日 「神楽坂にて」
夕方東京に着き、少し渋谷で買い物をした後、19時に神楽坂へ。
学生時代の友達「結城」とその結城が催した異業種交流会という名の飲み会で出会った「吉田氏」と三人で飲みました。
東京に5年ほど住んで居ましたが、神楽坂は初めて。
何とも独特の雰囲気があり、またまた東京の奥の深さを感じました。
細い路地を入って行き、辿り着いたお店は昭和11年創業で戦争で焼失し、昭和21年に再建されたとの事。
このお店がすごい!!!
何がすごいかというと飲み物は日本酒のみ。しかも一銘柄。
しかもしかも、常温か燗どちらか二択。
そして食べ物は軽いおつまみが少々。そして店内は満員。
3人で小声で熱く語っていると,店主が「どちら様ももう少しお声をお下げ下さい〜」と独特の口調でおっしゃる。
私語もままならないのだ。
でもお客さんの層は老若男女幅広い。
飲食店さんは今まで数多く訪れたが、こんなお店は始めてだ。
創業以来のスタイルらしい。私の中ではとても新しいものを感じた。
その後は前の会社でお世話になった居酒屋「鮒忠」で大きな声で語りあった。
結城は起業したて、吉田氏は5年ぶりくらいだった為、とても充実した一時だった。
4月20日 「日野屋さん渡辺さん辻本さん来蔵」
昨日大阪でご一緒させて頂いたお三方が蔵を訪ねて下さいました。
辻本さんは地元彦根でレストランのマネージャーをされている方でお酒(特に洋酒)に詳しく、いつも勉強させて頂いている方です。
蔵の方は仕込みは終わってしまっていますので見所が少なく申し訳なかったのですが、ちょうど瓶燗をしていたのでご覧になって頂けました。
その後色々と試飲をして頂き、ゆっくりとお酒について語りました。
次は私が日野屋さんにお邪魔します。
4月19日 「ワイン試飲会」
いつもお世話になっている書家の渡辺さんにお招き頂き、ウェスティンホテル大阪にワインの試飲会に行って来ました。
最近は日本酒の試飲会ばかりでワインは5年ぶりくらいです。
日本酒とはお客さんも、出展者も雰囲気が大分違います。
個人的には赤ワインがかなり好きなもので楽しみでしたが、体調が思わしくなくあまり飲めずかなり残念でした。
でも、美味しい貴腐ワインと出会う事が出来ました。
会場では東京の酒販店さんの「日野屋」さんをご紹介頂き、夜はこだわりのスーパーマーケット「big beans」さんを社長の高鍋さんにご案内頂き、向かい側で経営されている「Tour de France」で食事と日野屋さんのワインと渡辺さんの即興の書(ラベル)を楽しみました。
4月17日 「滋賀県立大生 来蔵」
滋賀県立大の環境学部の生徒さんと先生が蔵見学に来られました。
何度か県立大生は来ており、街並みや文化の研究をしていてとても熱心です。
その後「想古亭源内」さんhttp://www.gennai.jp/へ食事と五右衛門風呂に入る為に行くとの事でしたので一緒させて頂きました。
学生さんは好奇心旺盛で刺激になりますね。
4月12日 「酒匠勉強会」
今日は大阪の浦田酒店さん内で催される酒匠勉強会に招かれてお邪魔しました。
日本酒指導師範・日本酒学講師の板倉白雨先生に依頼され準備しておいた、お酒を搾る段階別に3種類に取り分けたものを持って行きました。
お酒は搾る段階で一般的に「荒走り」「中取り」「せめ」に分かれます。
同じモロミ(タンク)でも搾るその段階によって味わいが全然違うものです。
それを飲み比べようという試み。
今年で二回目ですが、なかなか面白いです。個人的には「中取り」が好きですが、「せめ」あたり熟成してみると面白いかも。
4月10日 「菅浦花見」
琵琶湖の北端「菅浦」で七本槍を愛飲してくれている友達が花見をしているので、お酒を持っていった。
桜は全く咲いてないが一応桜の木の下が会場だ。
あと一週間もするとこの辺は桜だらけのすばらしい景色に変わる。
一度訪れてみて下さい。
http://www.pref.shiga.jp/minwa/45/45-04.html
4月9日 「お花見クルーズ」
滋賀県酒造組合連合会主催、恒例の「お花見クルーズ」がありました。
長浜港から船(ビアンカ)に乗り、滋賀県全蔵のお酒と食事をとりながら桜で有名な対岸の海津大崎まで琵琶湖をクルーズするという滋賀県ならではの企画。
滋賀県全蔵のお酒が揃うというのはなかなかありません。お酒好きにはたまりませんね。
そしてMather Lake 琵琶湖の夕日はとっても綺麗でした。
4月6日 「体に合う」
高校の時から腰痛に悩まされて来たんやけど、紹介された整体に行って来ました。
整体は合う合わんがすごくあると思うんですが、ここは僕にはかなり合うと思いました。
原因をはっきり追究してくれるというか、「それくらいの歪みは誰でもありますし」なんて今までは流されていた部分もしっかり解明してくれました。
今年は本腰入れて治療しようと思います。
腰痛で悩まれている方、最悪の状態から私を救った効果的だった自分で出来る治療法など紹介しますよ。
4月5日 「なぜに?」
「いやー昨日は出荷間に合って良かったなー」
「クロネコさんもカンガルーさんもあかんかったけど、ペリカンさん持っていってくれてホンマ良かったわ」
なんて会話普通にしてたけど何かおかしい。何故に動物なんやろ?
高校の時、地元の球場で試合した時、バックスクリーンの電光掲示板にチーム名がカタカナ2文字でしか入らないらしく「イカ」対「トラ」って書いてあったの思い出した。
ちなみに伊香高校と虎姫高校の試合です。
4月4日 「間に合うものです」
昨日のイベントが終了し、ホッと一息明日の瓶詰めの用意などして、書類に目を通していると全国新酒鑑評会 受付4月5日必着とある。
よく金賞受賞とかいうあれだ。明日着までだ!やばい!!
夕方集荷に来たペリカン便さんに「今日は荷物ないです」と何も考えず言ってしまった。
時既に19時半、宅配業者さんに電話しまくったけどどこも受け付けてくれるはずがない。
間に合わなかったらみんなにどう説明しよう・・・
明日広島の会場まで持ち込むか?でもそんな時間もないし、お金もかかる。
ダメ元でペリカン便さんに集配センターみたいなとこは無いですか?と聞くと滋賀県の荷物は一旦、野洲市のセンターに集まるらしい。
そこに21時までに持ち込めば大丈夫との事。慌てて高速かっ飛ばして受付してもらったのが21時02分。
いやー何とかなるもんです。
さて鑑評会の結果はいかに?
4月3日 「ソクラテス 七本槍利き酒会」
何度も打ち合わせをくりかえしたgraf ソクラテスさんでの利き酒会です。 17時からと19時からの二部制。 お昼過ぎにはお店に到着して最後の打ち合わせや準備をしました。 40名近くのお客さんが来られるような一蔵でのイベントは初めてなのでかなり緊張と期待と気合の混在したいいテンションです。 なんせTシャツまで作ったくらいですからねぇ。
会の方は慣れないMACでのスライドショーの不手際なんかあったけど、かなり楽しく終了する事が出来ました。
ほぼお客さん全員とお話することも出来ましたし。
そんな中で気付いたのはお客さんの層は20代前半から40代の方が多かったのですが、お酒(アルコール)は好きだけど、日本酒はあんまり・・・・って方がすごく多かった。
「日本酒はあんまり飲む機会がないし、すすんで飲もうとは思わない。」「少し苦手です。」
「悪酔いするし」「日本酒で潰れて痛い目にあった」「匂いが苦手」「濃い」
これらのフレーズはこの業界にいると本当に良く耳にする言葉です。
でもそんな方たちこそ、利き酒会に来て日本酒再発見して頂きたいです。
今日のイベントはそういう方たちに喜んで帰って頂く事が出来、本当に有意義でした。
頂いた嬉しいメールの一部を紹介しますね。
○ 利き酒会イベントに参加できて、おいしかったし、楽しかったです! 色々勉強にもなって、ありがとうございました。 400年以上もの歴史の背景があって、新しい事にも挑戦されていて、ステキでしたよ。 私はお酒は楽しく飲むのが大好きなのですが、ちょっと味わいながら、考えて飲むのもいいなぁと思いました。 又、改めてお酒とTシャツ注文致しますね。とりあえずお礼まで・・・。
○ 昨日は本当に楽しくて、お酒がおいしく飲める幸せを感じた夜でした。 お疲れさまでした。また楽しい、おいしい企画に誘って下さいね。楽しみにしてます!
○ 利き酒会は友人の誘いで参加したのですが、ホントによかったですよ〜 もっと若い頃(~_~;)は日本酒にはまってたのですが最近は熱燗をたまに 飲むぐらいでビール・ワイン・焼酎にと・・・・ でも、久々にちゃんと向かいあうと日本酒ってとってもやさしいお酒だなぁ。。。とつくづく思いました。 父はかなり日本酒党なのでその話をしたら「あたり前や。日本酒はおいしい」と言うてました〜。
○ ほんとに楽しく、美味しく、勉強にもなるイベントで、いつもならブルーになる日曜日の夜をご陽気にすごすことができました。 個人的に「賤ヶ岳の戦い」にも興味があったので、スライドにもコーフンしました! ぜひ、またあのようなイベント開いてくださいね。
いやいや嬉しい限りです。
4月2日 「七本槍シャツ長袖バージョン作成」
長らくご愛顧頂いております「酒Tシャツ」ですが、長袖はないん?と良く言われます。
そこで明日は利き酒会ですし新バージョンを急遽作成。
こういう事って普段は時間がないとか、あーだこーだ言っても必要にかられるとすぐ出来るんですよね。
これで利き酒会へ行ってきます!
お土産用手拭いも作りたかったんですがうまくいかず挫折しました。