2005年の七本槍便り
3月26日 コンテナ冷蔵庫導入
去年に引き続き、待ちかねたコンテナ冷蔵庫がやって来ました。 なんとマイナス5度まで冷やせます。 七本槍では去年より純米より上のクラスを瓶燗(瓶に詰めてから瓶ごと熱処理をする)して冷蔵保存しているので冷蔵スペースがたくさんいります。 どうしても去年までは生酒の在庫を多く持てなかったのですが、今回の冷蔵庫導入により、生酒の幅も広がりました。 商品により温度帯の違う冷蔵庫で管理していく事が可能になったのでより良い状態で商品をお届け出来ます。
3月22日 酒蔵見学
蔵元も良く酒蔵見学に行きます。 今回は県内の先輩蔵数件と静岡県の酒蔵を訪問させて頂きました。 3時間以上もお邪魔し、今に至る経緯、苦労された事など色々とお話を聞かせて頂きました。 日本酒バブル知らずの私たちには想像し難い話もありました。 酒蔵も隅々までご丁寧に案内頂き本当に勉強になりました、有り難う御座います。 一緒に行った先輩達と「夏も忙しいでぇ、やる事なんぼでもあるでぇ。」と話ながら初の静岡ナイトへ突入。 ですが、みんな疲れが溜まっているのか調子悪くいつに無く早い切り上げとなりました。 しかも私は飲食店さんで軽いギックリ腰になってしまい、かなりブルーです。 軽めなので歩いて帰って来れましたが、以前は旅先でひどいのになり、車椅子リレーになった事もあります。 爆弾背負ってますね。気をつけます。
3月19日 蔵元を囲む会
滋賀県の草津にある酒のかなざわさんにて蔵元を囲む会がありました。
今回が3回目。
担当は一蔵づつで毎月されるとの事です。
今月は七本槍冨田酒造が担当です。
6種類のお酒を用意し、酵母や熟成の違いによる飲み比べをして頂きました。
今年はいろいろと挑戦をしたので七本槍は種類が多いです。
さすがに常連さんお酒を飲まれる時の表情は真剣そのもの。
いろんな質問が飛び交い、日本酒を愛されている事が伝わって来ました。
嬉しい限りです。
3月17日 マリオットアソシア
名古屋のマリオットアソシアホテルで、以前新潟で仕事していた頃に陶芸教室で出会った方と8年ぶりくらいに再会しました。
酒、食、音楽にとてもとても詳しい方で楽しい一時を過ごしました。
今後の酒蔵のあり方などとてもヒントになります。
ところでこのホテルというか、名古屋駅すごいですね。
高島屋ばかり気にしてマリオットはノーマークでした。
さすが今熱い名古屋。
しかし07年問題がもう浮上しているとか・・・
3月16日 旅味便
写真は以前お酒の取材で知り合ったライターさんが、全国を飛び回って見つけたこだわりの食材を箱詰めにして送ってくれる旅味便です。
前回は「北海道のごちそう」今回は「水俣んもん」です。
前回は留守中に食べられてしまったけど、今回はたっぷり食べました。
初めての「デコポン」こんな旨い果物が存在したとは・・感動です。
果物の良さがたっぷり詰まっているって感じですね。
このライターさんが企画しているアトリエで来月は利き酒会をさせて頂きます。
http://www.croquis.jp/haru-g/
3月14日 同級生の飲食店に!
京都は山科駅そばの居酒屋「あずき」さんへ打ち合わせに行きました。
なんとここは小、中学校の同級生が店長を勤める店。
店長は地元に帰って来る度に蔵に寄ってくれて、モチベーション高め合ってきました。
焼酎メインの店でしたが、先日七本槍をついに導入!
一日一升瓶1本から1本半。
これはすごい回転率です。
今日は2アイテム目の導入の相談をしました。
あとは納入酒販店さんとも相談して決まれば採用です。
「めっちゃ評判ええで!」って電話してくれたりして、パワーもらってます。
こんな繋がりっていいですよね。
頑張っている友達にはいつも刺激受けまくりです。
中学校の文化祭で「リゾラバ」と「炎のエスカルゴ」を手作りヅラかぶって一緒に歌ったのが懐かしい。
この後、大津で「経営革新研修会」というたいそうな題目の講義があり、聞きに行ってきました。
「日常的業務は戦力的業務を駆逐する」う〜ん、時間は大事です。
3月13日 杜氏帰郷、そして利き酒会
今日は杜氏が帰郷する日です。
いよいよ最終日です。
朝、出品酒の打ち合わせをし、残りのお酒の確認と今期の造りの話や来期の話をし杜氏は帰り支度を。
雪がかなり激しく降ってきてこんな雪の中杜氏を見送るのは初めてです。
毎年はもっと春っぽいのに。
私はきき酒会があり11時までに京都へ行かなければならないのですがどうしても杜氏を送り出してから出発したかったので、ゆっくりしてる杜氏をちょっとせかしてしまいました。
でもしっかり見送らないと今期の終わりって感じがしないですからねぇ。
一つの行事みたいな感じです。
「お疲れ様でした」「ありがとうございました」「また来年もお願いします」って感じで。
杜氏を見送るやいなや自分もそのまま京都へ向けて出発です。
ついでにみんなに見送ってもらいました。でも自分は帰って来ないといけないんですけどね・・・
そして京都は「にしむら酒店」さん主催の利き酒会。
14蔵が参加です。
なんと銀閣寺の側の「橋本関雪記念館」が会場です。
小雪降る中とても寒かったですが、こんなすばらしい場所での利き酒会は初めて。
やっぱりシチュエーションって大事ですね。
会の終了後記念館内で食事を頂き、京都の夜へ繰り出して行きました。
今日は泊まりです。
久々です。
杜氏が帰郷するとほっと一息、一段落です。
毎年感じる達成感というか安堵感というか、この感覚は何とも言えません。
でももう来年の米の数量など考えないといけないですよね。
未だお酒造ったばっかりで売れてもいないのに・・
来期分の田植えはもうすぐですから。
難しいもんです。
3月12日 新酒を味わう会
今日は18時より大津プリンスホテルさんで近江銘酒蔵元の会20社の新酒を味わう会がありました。
100名を超えるお客様と北野料理長のコース料理を味わいます。
毎回創意工夫されたお料理とお酒を楽しむ事が出来て本当に有意義な会です。
3月11日 蔵人送別会
今日は蔵人みんなが揃う最終日。 近くのお店で送別会というか、打ち上げを行いました。 打ち上げって事もあってかなり盛り上がりました。 久々にカラオケなんて歌った。 なぜか「とんぼ」。 その後お店の時間が終わってタクシーのってもう一件カラオケ。 ようけ飲みました。
3月10日 火入れ
今日は「火入れ」と言われる搾ったお酒の熱処理をしました。
七本槍では純米酒以上はビン燗というビンに詰まった状態で1本1本熱処理をする方法をとっているので、今日は本醸造以下のお酒のみ蛇管(じゃかん)という螺旋状の管を通して熱処理しました。
普段5℃くらいの蔵の中の温度がグッと上ります。
熱処理しない生のお酒は非難させなければなりません。
狭い蔵は大変です。
火入れが終わると酒造期も終盤って感じです。
今日は純米吟醸のビン詰めも平行してしたのでバタバタの一日でした。
3月7日 利き酒会の打ち合わせ
4月3日に大阪の「ソクラテス」さんで利き酒会をさせて頂きます。
地元滋賀の食材、旬の食材と七本槍の新酒を中心に組み合わせます。
今日は打ち合わせにお店に伺いました。
食材、料理、酒、提供の仕方、タイミング、会の流れ、レイアウト、雰囲気、器、などなど綿密に話合いをさせて頂きとても勉強になりました。
お店の方の意識に高さはすごいです。
http://www.graf-d3.com/
3月3日 取材
雑誌「自遊人」さんの取材がありました。
蔵の中を案内させて頂くだけかと思いきや、私の写真を撮らせてとの事で、かなり気を抜いていたヒゲ面(わたくし)は悪あがきせず、そのまま撮って頂く事に・・・
掲載が楽しみです。(カットされていなかったら)
取材中、作家の佐藤隆介先生と地元「己高庵」さんの吉本料理長とお話させて頂き(飲みながら)とても楽しく、勉強させて頂きました。
http://www.oumi-jizake.com/
↑3月3日のところをご覧下さい。
3月2日 皆造
今日で皆造(かいぞう)です。 今年の24本搾りきりました。
まず無事造り終える事ができ何よりです。
今年はあれこれ挑戦しずぎて本当に煩雑な年でした。
みんなにも手間をとらせました。
年に一度しか造れないと思うと試してみたがりの性分としてはいろいろしてしまいます。
自分の首をだいぶん絞めましたが、この結果は必ず来期に繋がっていきます。
さて、搾り終えるとビン詰め、ビン燗ラッシュです。
今年は2月頭から、順次やってますが、4月頭くらいまではかかりそうです。